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曹洞宗について

曹洞宗の礎が築かれたのは約800年前の鎌倉時代。道元禅師(どうげんぜんじ)が仏法を中国から日本に伝え、これを瑩山禅師(けいざんぜんじ)が全国に広めたのがはじまりでした
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道元禅師とは
道元禅師は14歳のときに比叡山に入り出家しますが、彼は「生まれながらに仏性を持つと説かれているにも関わらず、修行で悟りを求める意味は何なのか」という疑問を抱き、禅の本場である宋へ渡ります。やがて出会った如浄禅師から禅道を学んでいると、道元禅師は唐突に悟りました。修行とは仏性があるからこそ可能なのだと。
28歳で帰国した道元禅師は正しい坐禅の作法と教えを「普勧坐禅儀」として書き記し、34歳のときに興聖寺を建立。多くの方に影響を与えた名著「正法眼蔵」も執筆しました。また、45歳で越前の大仏寺を建立しています。
曹洞宗の教義
私たちが人間として生を得るということは、仏さまと同じ心、「仏心ぶっしん」を与えられてこの世に生まれたと、道元禅師はおっしゃっておられます。「仏心」には、自分のいのちを大切にするだけでなく他の人びとや物のいのちも大切にする、他人への思いやりが息づいています。しかし、私たちはその尊さに気づかずに我がまま勝手の生活をして苦しみや悩みのもとをつくってしまいがちです。
お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師の「み教え」を信じ、その教えに導かれて、毎日の生活の中の行い一つひとつを大切にすることを心がけたならば、身と心が調えられ私たちのなかにある「仏の姿」が明らかとなります。
日々の生活を意識して行じ、互いに生きる喜びを見いだしていくことが、曹洞宗の目指す生き方といえましょう。
(曹洞宗公式ページより抜粋)
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